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第29回 「パターストロークを安定させる方法」

2008.9.20

5メートル以上距離があるパットは、「入れ」にいかないほうがいい。
入れようという気持ちが強いと、打ち過ぎて3パットの原因になるからです。
カップに「寄せる」気持ちでストロークすれば、3パットも減ります。
―― (インタビュアー) 入れにいくのを“寄せる”という気持ちに切り替えるのが3パットを減らすコツ。よくわかりました。ところで、距離感のコントロールはどうすれば・・・。
吉川プロ(以下プロ)
ヘッドのスピード、インパクトの強さを一定にし、振り幅でコントロールするのが一番安定すると思います。もちろん少しくらいはインパクトの強さが加味されますけどネ。
―― ボール位置は?
プロ
左右で言えば、左かかと線上より少し内側くらいがいいでしょう。
それだと、真ん中より左サイドにくるのでややアッパー気味に打てます。
ボールの転がりも良くなりますから。そして大事なのは、ボールと体との間隔です。
――  ボールに近く立つか離れて立つか、ということですか。
プロ
はい。あまりボールに近づきすぎて立つとストロークが窮屈になるし、また離れすぎるとヘッドが円を描くようになって方向性が損なわれてしまうのです。
――  どれくらいの間隔がいいのですか。
プロ
目の真下にボールがあるくらいの間隔がベスト。ヘッドをまっすぐに動かしやすくなります。
パターを持って目の下に垂らしてみて、その下にボールがくるくらいがいいと思います。
――  なるほど、目の真下が目安ですか。
プロ
若干、人によっては差はありますがネ。
目の真下にボールがくるくらいの間隔がいい。
――  グリップはどう握るのがいいですか。
プロ
私の感覚では、右親指と人差し指でしっかりグリップを握ったほうがヘッドがブレずにスムーズにストロークでき、方向性もいいと思います。
――  右親指と人差し指でグリップをしっかり、ですか。
一般に、左手の小指、薬指、中指あたりでしっかり握れ、といわれますよネ。
グリップは右親指と人差し指でしっかり握るとストロークが安定する。
プロ
それがポピュラーですが、ま、こういった感覚は、それぞれのゴルファーが持ってるものでいいと思います。
――  人によって違う、と。
プロ
はい。ただ、私なりにいろいろこれまでやってきた経験で言えば、左手より右手の親指と人差し指でしっかり、なんですネ。
ただし、最近は長尺パターを使っているので、両手でグリップを握らなくなりましたけど・・・。
――  両手でグリップを握るとすれば、右親指と人差し指がポイントになるのですね。
プロ
ヘッドがスムーズに動かず安定したストロークができない、という人はぜひ試してみてください。
(2007年 サンケイスポーツに掲載)
コラム『団塊世代のためのゴルフスキルアップ術』は、今回が最終回となります。
これまでのご愛読、誠にありがとうございました。

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