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第12回 「ヘッドのトウから叩きにいこう!」

2008.5.17

ショートウッドの打ち方は、ボールを払うのではなく上から叩くのがいい。
こうすれば、多くのミスの根源である“すくい打ち”にならないからです。

―― (インタビュアー)ショートウッドは、アイアン感覚でボールを上から叩け。
するとターフも取れる、ということでしたが、吉川プロの模範ショットは確かにターフが取れました。
吉川プロ(以下プロ)
上から叩いたスイングだということが、よくわかったでしょう。
――  はい。で、叩くためにはどうしたらいいのでしょうか。
プロ
まず、アドレスで、上から叩ける構えを作らないといけません。
――  と言いますと。
プロ
左足体重で構えることですネ。ボールをすくおうとする人は、右足体重で左肩が極端に上がったアドレスになりがちなのです。
それと逆の恰好で構えたら、上から叩けるスイングになります。
――  なるほど、左足体重だと左肩が極端には上がりませんね。
それですくい打ちのスイングにならないのですね。
プロ
ボールもやや右サイドにします。左サイドにあると、すくい打ちしたくなるのです。
ところが右サイドにあると、自然と上から叩くイメージも生まれてきます。
――  アドレスでは左足体重でボールは右サイド。これがポイントですね。
あとスイングは――。
プロ
ボクは、ヘッドのトウ側からボールを叩きにいく感覚でダウンスイングしています。
――  それはどういう意味ですか。
ショートウッドはヘッドのトウ側からボールを叩きにいく感覚で。
プロ
見ててくださいよ。ボールをすくおうとしたら、このようになります。わかりますか?
――  体が先行してヘッドが遅れていますね。
プロ
そしたらほら、ヘッドはヒール側から下りてきてるでしょ。わかりますか。
――  わかります。
プロ
そしてヘッドが大きく下がってきて、フェースも開き気味ですよネ。
だからダフッたりトップしたり、上手くヘッドに当たってもボールは右に飛んでいくのです。
ところがヘッドのトウ側からボールを叩きにいく感覚だと・・・こうなるのです。
――  ヘッドが先行し、上から下りてきて、ボールを叩く感じになっていますよネ。
しかもインパクトで、ちゃんとフェースがスクエアに戻ってきています。
プロ
ヘッドのトウ側からボールを叩きにいく感覚だと、フェースは開かずにちゃんと閉じてくるのです。そして、体よりヘッドが先行して、手打ち感覚のダウンスイングにもなるのです。
――  それだけしっかりボールを叩けるのですね。
プロ
そうです。ではもう1度ボールを打ってみます(とショット)
――  これもいい当たりですね。
プロ
これがショートウッドの打ち方です。しっかり覚えておいてください。
(2007年 サンケイスポーツに掲載)
 
次回更新予定:5月24日(土)

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