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第11回 「ショートウッドは、上から叩く!」

2008.5.10

力が衰えてきた団塊世代は、ロングアイアンよりショートウッドやユーティリティークラブ(UT)を使うようにしたほうがいい。
打ちやすいうえ、ボールも簡単に高く上がりスコアメークの大きな武器になるからです。

―― (インタビュアー)吉川プロでも3番アイアンはやめて、UTにしているのですね。
吉川プロ(以下プロ)
ボクより体が小さな団塊世代の人は、4番や5番アイアンも抜いていいと思いますよ。
その代わりに、ショートウッドやUTを入れたほうがずっといい結果が出ます。
――  4番、5番も捨てますか。
プロ
使いこなせているのならいいですよ。でも、飛距離が落ちてきたとか、方向性が悪くなってきた、という現象が出てきたら、即刻ショートウッド、UTに変えたほうがいいでしょうね。
――  それでゴルフが簡単になりますか。
プロ
もちろん。とにかくショートウッドだとボールが高く上がるので、飛距離が出てグリーン上でも止まりやすい。ゴルフがずっとラクになります。
――  ショートウッドが苦手という人はUTにすればいいと・・・。
プロ
昔からフェアウエーウッドが苦手、という人がいますよね。
そういう人は、アイアン感覚で打てるUTにしたらいいでしょう。
――  しかし、ボールはショートウッドのほうが上がりやすいのですよネ。
プロ
ヘッドの質量も大きいですから、非力な人でも高く上がって飛距離が出やすいんです。
だから本当はショートウッドのほうがお勧めできるのですけどネ。
――  じゃあ、ショートウッドの打ち方を教えてください。
それでも打てない人は、UTにすればいいのですから。
プロ
そうですネ。それがいいと思います。
ショートウッドは、アイアン感覚で上からボールを叩くように打つ。
――  フェアウエーウッドは「払う(掃く)ように打て」あるいは「上から叩け」と言われていますが、ショートウッドはどう打てばいいですか。
プロ
ボクは「上から叩け派」です。いわゆるアイアン感覚。
なぜかと言えば、払い打ちしなさいと言うと、すくい打ちになる人が多いからなんです。
――  すくい打ち、しますか。
プロ
ショートウッドはロフトが大きく、ヘッドが勝手にボールを上げてくれますよネ。
なのに、ショートウッドを持つと、ボールを上げないといけないと思い、体で上げにかかる人が多いのです。だからボクは、アマチュアの人には「上から叩け」と教えます。
――  なるほど。上から叩けばすくい打ちにはならないですね。
プロ
はい。上からボールを叩いてターフを取っていく感覚がいいんです。
ちょっと打ってみますから(とショット)
――  なるほど、ターフが取れました。
プロ
上から叩くスイングだというのがわかるでしょ。
(2007年 サンケイスポーツに掲載)
 
次回更新予定:5月17日(土)

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