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第1回 「飛距離ダウン解決しましょ~あわててスイング、ダメ~」

2008.1.24

かつて「関西の四天王」として活躍した“団塊世代プロ”の一人、吉川一雄プロが、ゴルフ でもまだまだ若い連中に負けたくない! と張り切る団塊世代ゴルファーの皆様にお贈りす るレッスンコラムです。
吉川一雄プロのコラム
―― (インタビュアー)吉川プロも60歳を過ぎ、これまでのゴルフから、年齢に応じたゴル フに変わってきたでしょうネ。
吉川プロ(以下プロ)
あちこち弱ってきてますから(笑)
―― そこで団塊の世代や、それに近い世代のゴルファーに、トシとったらこんなことをした らいい、というアドバイスをお願いしたいのです。
プロ
そういうことならまかせてもらいましょか。ボクなりにいろいろやってきたことがあるから。
―― そこんところをよろしく。
プロ
トシを取ったなぁ、と一番感じるのは飛距離ダウンですよネ。
飛距離を何とかしたいと思うでしょ、誰でも。
―― そうでしょうねぇ。日頃から鍛えているならまだしも、この世代の多くは、体にいいことは何もやっていないからパワーが衰えて飛距離が落ちる。
それがツライと思うのですよネ。
プロ
飛距離ダウンをカバーする一番の方法は、クラブを替えること。
つまり力が落ちた分、非力でも振り切れる易しいクラブに替える。これが一番簡単。
しかし、それで終わるとレッスンになりませんから、クラブのアドバイスは後にして、スイング的なことから始めましょ。
―― お願いします。
プロ
ボクも経験あることですが、飛ばんようになったらスイングが速くなってくるんです。
―― それはリズムが速くなる、ということですか。
プロ
はい。飛距離が落ちた分、ヘッドを速く振って飛ばしたいと思うため、あわててうとうとしてしまいます。速いスイングをすると、リズムが速くなる。そしたら崩れる・・・。こういうことです。
―― それ、たしかにあります。で、あわてるのはどこらへんからですか。
プロ
バックスイングからですネ。バックスイングがゆっくりで、トップから速くなるのならまだマシなんです。ところが、バックスイングからずっと速くなるからリズムが崩れる。
タイミングが合わなくなって、逆に飛ばないし、ミスショットも出る・・・。
―― インパクトのタイミングが合わないのですネ。
プロ
リズムが速くなると、ダウンスイングで体が先行してヘッドが遅れる。
それでインパクトでフェースが開き、ふつうはスライスになることが多い。
―― ヘッドが遅れるのはヘッドスピードも出ない、と。
プロ
もちろん。
―― すると結論を言えば、飛距離が落ちたからといって、あわててスイングするのはリズム が崩れミスショットの元。まったくの逆効果だということですか。
プロ
だから、飛距離が落ちてきた団塊世代は、あわててスイングしたらダメなんです。
ではどうしたらいいか。それは次回からのお楽しみといきましょう。
(サンケイスポーツ200*年*月*日号に掲載)
 
次回更新予定:不定期

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