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毎週土曜日更新
第8回 夏を乗り切る元気
2006.08.19
今年の夏は例年に比べ涼しい日が多く、ツアーで連戦しているプレーヤーにとっては身体の消耗がずい分違うと思う。スポーツ選手にとって年間通しての身体のコンディショニングは難しい。
元気で乗っている時にはまだまだ行けるとつい出し切ってしまうことが多く、コンスタントにエネルギーを出していくことが難しいのである。
体力を消耗する夏に頑張れる身体は、勿論日常のこまめなケアーも大切であるが、日々の地道なトレーニングによって作られるのである。
心技体は、夏には体力→精神力→技術力となる。
まず体力が土台でメンタル面をコントロールし、そして持っている技術を発揮する。
友人の中で夏に強いプレーヤーとして印象に残っているのが永久シードまであと1勝の吉川なよ子プロ。シーズンオフは勿論、試合先でもジョギングはかかさなかった。
続けることで精神的な強さも養っていたと思う。
ジョギングは心肺機能を高めるし、全身持久力もつくため、バランスよく体力作りができる。
ゴルフは特定の筋力を鍛えるより持久力とバランスが大切である。
吉川なよ子プロ
私の経験からも、ジョギングをさぼって臨んだシーズンの夏、平坦なコースでは感じなかったがアップダウンがあるコースでは、オナー(ティーショットを一番先に打つ人)で急いでティーグラウンドに上がる時など「はーはー」言ってしまった。
呼吸を整える暇もなくショットすることになり、非常に息苦しい思いをした。
ジョギング程度でもシーズン前にするとしないでは、こんなにも違いがあるものかとその時痛感した。
ゴルフにとって呼吸の乱れはスイングのリズムを乱し大叩きにもなりかねない。
そして、疲れれば集中力も欠く。ゴルフのプレーは一日がかりの長丁場。
スタートから最後まで心身ともに同じペースでのプレーができるようになればアマチュアでも相当のベテランと思ってよい。
ゴルフは上手さだけではなく、1日を通してまた年間を通して元気で爽やかにプレーを続けることが一番のグッドプレーヤーかもしれない。
 
次回更新予定:2006年8月26日

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